【カメラ】玉ボケで遊んでみる。
玉ボケってなに?
光源(照明など光を発するもの)をフォーカスが合っていない状態で撮影すると丸い円のようなボケたものが映ります。夜間に照明などの光源が背景にある場合、よく玉ボケが現れます。普通のボケと同じで背景にある光源にフォーカスが合っていない場合、丸い玉のようになります。
[玉ボケを取り入れた映像]
川のシーン以外に全部玉ボケを入れてあります。撮影で使用したレンズはF1.8と明るいレンズで背景がボケやすく、夜に撮影すると光源に玉ボケができます。映画などではこの玉ボケを使ったシーンをよく目にすると思います。
[使用したレンズ]
自分は手前にフォーカスがあるほぼボケた画像が好きです。人それぞれ好みがあると思うので、自分が好きな写真を追及していけばいいと思います。
ここまでボカすと何が映っているのかわかりませんが、 これはこれで映像で使うならありですね。
写真撮りたての頃は、背景ボケと同じように玉ボケが撮れるとおぉーってなると思います(笑)
玉ボケ、背景ボケを作りたい場合
単焦点レンズがあれば、玉ボケ、背景ボケが簡単につくれます。F1.8までなら安価なレンズがたくさんあります。ズームレンズしか持っていないという人は単焦点レンズを購入すれば写真の幅が広がると思います。ちなみに自分は単焦点レンズしか持っていません。
初めてカメラを買う時にレンズセットと言って、カメラ本体とレンズがセットになっているものがあるのですが、その時のレンズはズームレンズと呼ばれる明るくないレンズ(F値が3.5~)なのでカメラ上級者でないと背景がぼけにくいです。
光芒
玉ボケと同じように写真撮影時によく使われるテクニックで光芒というのがあります。光芒というのは光源(照明や太陽)から光の線のことです。絞り羽の数によって伸びる光の筋の数がきまっています。偶数の場合は羽の数、奇数の場合は羽の数 X 2の数だけ光の筋ができます。
光芒を分かりやすく撮ってみました。
14個の光の筋があるのでこのレンズの絞り羽が7枚ということになります。
光芒を作るにはF値(絞り)を大きくするだけです。絞りを大きくするとレンズに取り込まれる光の量が少なくなるのでシャッタースピードを長くする必要があります。
撮影時にすごく重要となる3つの要素
絞り値
動画撮影時のカメラ設定はある程度固定でできるのですが、写真撮影時は環境や撮りたいものによって設定を調整しないといけません。
絞り
F値と呼ばれるものでレンズの絞り値を表わす数値。数値が小さwいほどレンズから光が入ってくる量が多く、数値が大きいとレンズから入ってくる光が小さい。猫の目のようなもので、F値が小さい時は夜の猫の目、F値が大きい時は昼間の猫の目のような感じ。
絞りを開けた場合
レンズから入ってくる情報の範囲が広いので、ピントが合っている部分とピントが合っていない部分ができる。つまり背景がぼけやすい。
絞りを絞った場合
レンズから入ってくる情報の範囲が小さいのでピントが合っている部分しかできない。
ISO感度
フィルムの光りの感度を表す単位。数値が高くなるほど感度が強く、この値を大きくすると暗い所での撮影もできる。しかし感度を高くすると粒状性が荒くなり、ノイズが増える。
シャッタースピード
シャッターが開いている時間。数秒から1/4000秒くらいの範囲で調整できる。シャッタースピードが速いと取り込む光の量が少なくなる。絞り値との関連もあり、絞り値が小さい場合はシャッタースピードを短くすることもできる。
まとめ
写真撮影、動画撮影はカメラの設定がとても重要です。シーンによって設定はある程度決まってきますが、そこからどこまで崩せるかがその人の個性を表す重要なポイントだと思っています。
良い写真/映像というのは毎回撮れるわけではなく、100枚中1枚だったり、1000枚中1枚だったり…。
奇跡の1枚を求めてカメラマンは撮影しつづけるのです。
それでは。