【ドローン】海外でドローン DJI Sparkを飛ばしてみた。
海外(セブ島/フィリピン)でドローンを飛ばしてみた
日本でドローンを飛ばすのと何が違うの?って思いますよね。
景色が違うだけでドローンを操作することは同じですが、使用できる電波帯が違うのです。日本だと電波2.4GHz帯、海外では5.8GHz帯でドローンを飛ばすことができたりします。(国によってドローンを飛ばす電波帯は異なります)
[セブ島でのフライトの様子]
見た目は普段と何も変わらないのですが、5.8GHz帯を使ってドローンを飛ばすと電波ロスト(操作不能になる)もなく日本より確実に遠くまで飛ばすことができました。
ちなみにSparkは録画時のフレームレートが30fpsなので編集後に出力する映像のフレームレートを30以下にしないと映像が飛んだり、カクカクしたりします。
[フレームレートについてはこちら]
電波とは?
周波数が300GHz から3THzまでの電磁波のことです。電波には3つの特徴があります。
1.電気を通しにくいもの(ガラスなど)は通り抜ける。
2.電気を通しやすいもの(鉄)などは反射する。
3.山、建物に当たると反射する。
2.4GHz帯
無線LAN、Bluetooth、Wifi、電子レンジなどの製品で使用されている。壁や床などの障害物に強く、電波が遠くまで届く。電波干渉されやすい。
日本で普通にドローンを飛ばす場合は、この電波帯を使うことになります。Sparkの場合、この周波数以外選択できないようになっています。GPS情報からドローンを飛ばそうとしてる場所(国)がどの周波数が使えるかを認識しているためです。
5.8GHz帯
2.4GHz帯と比較して障害物に弱く、通信距離が長くなると電波が弱くなる特性がある。しかし、無線LANや電子レンジなどからの干渉を受けにくく、高速通信が安定している。この周波数でドローンを飛ばすと最大で5kmまで飛ばすことが可能になる。
日本でこの電波帯を使ってドローンを飛ばす場合、アマチュア無線4級の資格と開局申請(コールサインの取得)が必要になります。
5.8GHz帯でのドローン操作
実際に5.8GHz帯でドローンを飛行させたみた結果、一度も電波が途切れることなく遠くまで飛ばせました。日本で2.4GHz帯で飛ばすとすぐに電波ロストすることを考えるとやはり5.8GHz帯でドローンを飛ばすほうが向いているといえます。
ドローンを飛ばすと必ず子供たちが群がってきます。飛行機みたいなおもちゃが好きなんですね。そんなおもちゃを操作している自分もまだまだ子供なのかな?(笑)
ドローンを飛ばす時にスマホをモニターで使ってる人が多いと思うのですが、日中に太陽が真上付近にあるとスマホに日光が反射して画面がほとんど見えないです。
スマホに箱みたいなものをつけて光を遮断するようなグッツも売ってますが、そういうのがないとほんとに何も見えないです。自分はxperiaを使ってるけど、もしかしてiphoneならそういう環境でも見えるのかな?
空撮映像について
実際に動画で使う空撮映像となると30mくらいの高さで空撮された映像が使いやすいです。それ以上高くなると高速で動いたり、被写体を入れて動きを出さないと、景色/映像に変化が見られないのでたんたんとした映像になってしまいがちです。
自分も最初の頃は高い所からの空撮映像 = 良い素材だと思っていました。今は30mくらいの高さで空撮することがほとんどです。
これからのドローン
規制が厳しくなって簡単に飛ばせなくなっているドローンですが、これからもっともっと発展していくと思います。大きなドローンで人を運んだり、色んな分野でドローンを取り入れようとする動きがあります。未知なる可能性を秘めている無人飛行機、それがドローンです。
テクノロジーの進化はとても早く、ドローンが身近になって私たちの生活の中に一部になっていく日も近いのではないでしょうか。
それでは。